2017年11月のセンセーショナルな発表から半年。待ちに待ったZOZOSUITが届きました!
いろいろゴニョゴニョとあり、センサー式からマーカー読み取り式に変わった新型ZOZOSUIT、着用してみましょう!
おしゃれと言えなくもない、新型ZOZOSUIT
CHANGE-MAKERS 編集部員全員が、発表後すぐに申し込みましたが、1番に入手したのは編集長でした。話題の製品は、最初に入手した者から問答無用で取り上げられて共有されて、開封するのがCHANGE-MAKERS編集部のトラディション。しかも今回は恥ずかしい姿と身体サイズを晒されます。(よかった自分でなくて・・・) と皆が胸をなでおろしています。
ではさっそく開封しましょう。すでにさまざまなメディアで取り上げられていますし、パッケージにも印刷されていますので分かってはいるのですが、実物を目にすると改めて思う、なかなかパンチの効いたデザインです。「今シーズン流行のドット柄♪」と解釈すれば、おしゃれと言えなくもないです。ちなみに洗濯もOKです。
パッケージに記載があるとおり、ZUZUSUITは主にこの5つの機能を有しています。
・全身24か所を瞬時に計測
・日々の体型変化の記録機能
・全国平均値との比較機能
・あなたの3Dモデルを作成
・洋服のオーダーメイド機能
「身体の15,000箇所を正確に計測」と謳っていた旧型に比べ、新型ZOZOSUITは「全身24か所を計測」とあります。数字だけ見ればこの数のギャップに少々物足りないような気もしてしまいますが、よく考えれば24か所も採寸すれば洋服のオーダーには十分ですね。
臆するな、勇気を持て
それでは、まずは勇気を出して水玉の全身タイツを着用しましょう。
全身タイツ着用完了です。この水玉のマーカーを読み取って体型を計測する訳です。
薄く柔らかい素材のZOZOSUITは、伸縮性が高く身体の線にぴったりとフィットしますが、ひるんではいけません。ここは完全に開き直ってスピードスケートごっこをするもよし、ひととおり笑いましょう。
次にスマートフォンにインストールしたZOZOTOWNアプリを使って、360度撮影をしていきます。
1人でも撮影できるように、スマホスタンドが同封されています。というより、人に見られたくないですね。撮影してくれる誰かがいる場合も、手ブレが生じますので正確な計測のためにスタンドを使用します。
スマホは70cmくらいの高さに置くことを推奨されています。スタンドにスマホを置き、計測スタートを押したあとは、音声ガイダンスに従って360度回転していきます。「11時の方向へ・・・」「10時です」「9時です」というように、少しずつ回りながら撮影していきます。
なぜ半時計周り? 1時からカウントアップしていくほうが自然では? 右利き仕様? などとぼんやり考えながらぐるりと1周して、撮影完了です。
計測完了! ナニコレオモシロイ
肩幅やウエスト、足の長さは服の購入時に気になる部分ですが、それだけではなく首周りから足首周りまで、いたるところのサイズが表示されました。おもしろいのが、自分の3Dモデルを360度回転させて見られる点です。日常生活で、自分の体型は鏡や写真で、2Dでしか見られないですよね。これなら横からや後ろからみた立体的な自分の体型が確認できるのです。「そうか、人にはこういう型に見えてるのか・・・」ということを知る訳です。これを見て愕然としてダイエットを始めた、というケースも発生しそうな気がします。筆者にはまだ届いていないのですが、計測するのが怖くなってきました。
つらい。現実がツラスギル。
さあZOZOTOWNよ、オレにぴったりの服はどれだ
さて、ここからがメインです。オレにぴったりの服をレコメンドしてくれ! とZOZOTOWNを検索します。
検索した2018年5月17日現在は、ZOZOのPB (プライベートブランド) のTシャツ/デニムの2種類を展開していました。公式によると、6月には5種類を展開、当期中に10~20種類を展開予定とのこと。
現在はグレーアウトしている「自分サイズON/OFF」ボタンが気になります。将来的に、PBだけでなくZOZOTOWNで販売しているすべての商品から自分サイズのフィルターをかけられるようになったりするかも知れません。期待が膨らみます。
靴のサイズを測る機能も欲しい。筆者は女性ですが、下着も欲しい。双方ともサイズ感が細かく、オンラインショッピングではぴったりのサイズを探すことが難しいのです。靴と下着は採寸してオーダーできるようになればきっと買います。
実寸サイズのビッグデータを得るスタートトゥデイ、今後の展開は?
詳細な身体のサイズや年齢と性別、住所にクレジット情報まで、すべて紐づけたデータをZOZOTOWNは得られるようになった訳です。活用の可能性はアパレルだけでなくあらゆる分野に拡がっています。
3Dモデルで客観的に体型を確認できると前述しましたが、全国平均との比較などの機能を鑑みると、現状ではやはりダイエットや美容系との連携をまず思いつきます。しかしこのデータの価値は相当なもの。スタートトゥデイの今後の展開が楽しみです。