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データセンターにおけるハードウェアの利用効率が、VMwareのvSphereや、MicrosoftのHyper-Vなどに代表される仮想化ソフトウェアの登場により、劇的に改善されています。また、データセンターにおける物理的なタスクの多くが、ソフトウェアを介したリモート処理に対応するようになりました。周知のとおり、仮想化ソフトウェアにより、データセンター内でのサーバー運用形態が大きく変化しました。そして、ネットワークやストレージの領域でも、物理的なタスクをソフトウェアにより置き換えるという発想が広まってきました。つまり、そのすべてがソフトウェアを介して機能する、Software-Defined Data Center (SDDC)という、未来のデータセンターへの道筋が見えてきたのです。

適切なSoftware-Defined Data Centerをデザインするためには

SDDCがもたらすメリットにより、データセンターにおける課題が次々と解決されていきます。この新しいテクノロジーをコミットするとき、どのような基準に注目すべきなのでしょうか?そして、どのようにアップグレードすべきなのでしょうか?
以下のVMwareチャートが示すのは、データセンターとITインフラを改善するための4つの論点です。

この中で興味深いのは、コストが挙げられていないことです。コストは最重要の課題と思われがちですが、ソリューションの品質とビジネスの成功が、ユーザー企業に取って最も重要な基準と認識されているようです。こうした、ユーザー企業がシステムに求める基準が、適切なデザインを推進するのでしょうか? また、特にハイブリッド・クラウド・インフラにとって重要な、既存システムとの容易な統合は可能なのでしょうか? そのようなデザインは、新たなテクノロジーと共に成長し、優れたパフォーマンスを発揮し続けるのでしょうか?

SDDCでクラウドとオンプレミスをつなぐ

ビジネスが求めるのは、これから発生してくる要求と需要に対応するために、複雑なデータセンターをアップグレードしていく能力です。また、ユーザー企業がソリューションを選ぶ際には、優れた品質と能力も重要な指標となります。とても興味深いのは、それらの指標がダイレクトに、SDDCを実装すべきと示唆している点です。つまり、SDDCのアプローチにより、将来のニーズとテクノロジーに対応する、自動化と柔軟性を備えた能力が得られるのです。

しかし、SDDCを導入する際にユーザー企業が追求すべきテクノロジー/プロセス/ストラテジとは、いったい何を指すのでしょうか? また、ビジネスの競合相手に対して、どのような差別化の要因を持つべきなのでしょうか?

SDDCを用いるユーザー企業は、少なくともリアルタイムな管理/監視の機能を活用し、アプリケーションやサービスのライフサイクルを、自動的にコントロールしたくなるはずです。 また、下記のチャートが示すように、それらのユーザー企業の75%が、ハイブリッド・クラウドのインフラとして、SDDCを挙げている点に注目すべきでしょう。つまり、高度なフレキシビリティとスケーラビリティを備えた、パブリック・クラウドと接続するためのインフラとして、また、オンプレミス仮想化システムを基盤としたパワフルなインフラとして、SDDCは最大限のメリットを提供するのです。

SDDCを用いてハイブリッド・クラウド・インフラを実装することで、オンプレミスとパブリック・クラウドに対応する、各種のサービスを効果的な展開できます。また、弾力性のあるハイパフォーマンスなシステムを構築し、最適な運用環境を提供するだけではなく、災害復旧も促進することになります。さらに言えば、ビッグデータ分析やコグニティブ・コンピューティングなどの、最先端のクラウド・サービスを効果的に利用することで、組織におけるイノベーションを実現し、競争に勝ち抜くための能力を獲得できます。

ハイブリッド・クラウドのためのSDDCとは

新しいテクノロジーが華々しく登場するとき、そこには懸念がつきまといます。懐疑的な人々は、それらのテクノロジーは認めても、具体的なメリットをもたらすとは捉えません。しかし、SDDCについては、そうした懸念も容易に氷解するでしょう。以下のVMwareのチャートが示すように、SDDCを導入する企業は、数多くの重要なメリットを認識しているようです。そして、注目すべきは、それらのメリットが、データセンター自体への懸念を払拭していることです。

SDDCを導入しているユーザー企業は、ITコストが削減されたと述べています。それらの企業は、インフラをアップグレードして機能を向上させると同時に、コストを低減させるという重要な目標も達成しています。SDDCがハードウェア管理からの解放を実現することで、データセンターのアップグレードという課題を、いとも簡単に克服できるのです。

SDDCを活用するユーザー企業は、セキュリティの強化も実現しているようです。この新しいテクノロジーは、最新のセキュリティ対策をもたらすだけではなく、データセンター自体が抱えていた従来からの問題にも対処しています。また、それらの企業は、アプリケーションの制御を改善し、よりダイナミックでアジャイルなIT運用を構築するためのインフラに、知的で柔軟な自動化を取り込んでいるのです。

VMwareとの協業がすすむIBM Cloud

ソフトウェアによるデータセンターの運用と管理は、VMware Software-Defined Data Centerを支えるIBM Cloudにも及んでいるはずです。ラックや物理サーバー、そして電源や空調といった、データセンターを構成する最新の機器は、それぞれが搭載するセンサーの情報を、データ管理者に向けて送信します。
ハードウェア・エンジニアが、自転車やスケボーに乗って構内を移動するような広大なデータセンターであっても、あらゆるセンサー・データを集約するコンソールを介して、有能なデータセンター管理者がすべてを把握し、制御するという環境が整い始めているのです。

驚異的な性能を発揮する、安価なx86コモディティ・サーバーを用いても、データセンター管理のために膨大なコストが費やされるのでは、クラウド・サービスの料金も高価なものになってしまいます。ハイパフォーマンスなIBM Cloudが安価に提供される背景にも、データセンター・インフラをソフトウェアで制御するという発想があるようです。

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