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2017年6月のVMware Cloud Foundation on IBM Cloudのアップデートでは、VMwareテクノロジーをベースにした、クラウド・サービスを強化するペースが加速されています。また、高価なオンプレミス・アップグレードとは対照的に、最新のIBM Cloudにおけるアップデートでは、幅広いオプションとコントロールが安価に提供されています。つまり、IBMのクラウド・サービスでは、ソフトウェアとハードウェアのアップデートがバランス良く継続されていると言えそうです。

VMware Cloud Foundation on IBM Cloudは、VMwareのvSphere/vSAN/NSXを、仮想化されたコンピューティング/ストレージ/ネットワーキングに統合します。それらは、すべてがIBM Bluemixのベアメタル・サーバー上に構築され、それぞれのユーザー専用となるのです。このプラットフォーム環境は、オンプレミス・データセンター内での独立した運用も可能であり、ハイブリッド・クラウドをシームレスに拡張していきます。

このサービスのユニークな点は、VMwareとIBMが提供するライフサイクル・マネージメント機能にあります。これにより、運用タスクが自動化され、また、マネージメント環境にバックアップ・サービスが結合されます。そして、エンタープライズ・クラスのVMwareプラットフォーム全体が、瞬時のうちに利用可能となり、また、容易に更新/保守されていきます。

パフォーマンス重視の IBM Cloud

IBM Cloudは、その他のクラウドと比較して、数多くの差別化が図られています。それは、前身であるSoftLayerの時代から蓄積されてきたものであり、仮想化されたサーバーを利用する以外に、物理サーバー(ベアメタルサーバー)を選択できる点です。クラウドを利用する上で、仮想サーバーと物理サーバーの差異を見いだせないユーザーもいるでしょうが、重要な顧客データを管理する企業にとっては、物理サーバーに構築されたプライベート・クラウド利用したいという欲求が高いことも事実です。

こうした顧客の要件定義を根本からクリアにするサービスが、IBM Cloudで提供されているのです。しかもベアメタル・サーバーを導入する場合でも、利用開始までに要する時間は、仮想サーバーと比較して遜色の無いものであり、一般的なクラウド・サービスと同等の使い勝手が実現されています。

その一方で、パフォーマンス重視のクラウドで要求されるのは、低レイテンシのネットワークを備えているデータセンターです。SoftLayerは、東京データセンターが構築された2014年において、香港のデータセンターからの待ち時間を50ミリ秒以下に抑えるという低レイテンシを、すでに達成していました。IBMがSoftLayerを買収した際に注目したのは、同社のベアメタル・テクノロジーだけではなく、いち早く世界の主要都市に展開された、そのデータセンター群にもあったと推測されます。

金融や証券、そして製造や広告といった分野では、ミリ秒単位でビジネスの成否が別れるという、とても厳しい条件が課せられます。こうしたニーズに応えるために、今年はオスロ/ソウル/シドニー/香港/シンガポールの5ヶ所に新しいデータセンターを追加し、Cloud Foundationインスタンスを展開できるIBM Cloudデータセンターは、世界の21ヶ所に拡張されています。

さらに強化されたIBM CloudとVMware Cloud Foundation

Cloud Foundation on IBM Cloud は、クラウドへ移行するためのプラットフォームとして、また、クラウド・ネイティブなハイパフォーマンス・アプリケーションのプラットフォームとして利用できます。そこには、データの保護や、コンプライアンスの達成、そしてEUの一般データ保護規則(GDPR)への対応といった、セキュリティに重点を置いたソリューションも提供されています。

さらに、このプラットフォームは、災害復旧のための信頼できるプラットフォームとしても機能し、IBM Cloudが提供する包括的なリカバリー・ソリューションの一部としても利用できます。進化の歩みを止めることなく強化される、IBM CloudのインフラとVMwareのソリューションは、エンタープライズ・ユーザーのクリティカルな要件を満たすべく、進化し続けているようです。