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2017年4月19日、ホテル雅叙園東京にて開催された「VMware Conference 2017 Spring」(主催ヴイエムウェア株式会社)。このイベントから注目のセッション『VMwareとIBMクラウドの提携で広がるハイブリッド・クラウドの世界』の模様をレポートします。



世界が注目する「VMware on IBM Cloud」


2016年2月に発表されたVMwareとIBMクラウドの戦略的提携から約1年。IBMのハイブリッド・クラウドの新しい戦略やVMware社との協業の進展についての講演が行われました。スピーカーは、日本アイ・ビー・エム株式会社IBMクラウド事業本部クラウドマイスターの安田 忍氏です。

▼登壇した日本IBM 安田忍氏

企業に数多くの選択肢をご用意


2017年3月、米国にて開催されたIBM最大のイベント「InterConnect 2017」でも、「VMware on IBM Cloud」に関するセッションはおよそ20を数えるほど、高い注目を集めました。その理由は何なのでしょう?

安田氏:「皆さんのシステムの、5年後のアーキテクチャーはどうなっていますか? 流れは、大きく言えばオンプレミスからクラウドですが、エンタープライズのお客様にとって、オール・オア・ナッシングでは困るのです。さまざまなご要望に柔軟にお応えできるのがVMware on IBM Cloudの強み。IBMには、お客様のワークロードに最適な場所を使い分ける選択肢があるのです」

企業はワークロードや取り扱うデータによって、アプリケーションやコンピューティング環境を組み合わせて利用することが求められており、ITインフラには以下の3つの選択肢があるといいます。
◎新しく構築するもの → クラウドありき(マイクロサービスなどの活用)
◎変えたほうがよいもの → リフト&シフト(仮想化によるクラウド移行)
◎変えなくてよいもの → ベアメタルの活用 & オンプレミス
特にIBMクラウドのBluemix Infrastructure(旧SoftLayer)の場合、ベアメタルという物理サーバーが使えることに人気があり、「そこは変えずに」という要望にはしっかり応えて、「ここは変えるべき」という箇所はすぐに変更可能。といった具合に柔軟なポートフォリオを構成することができます。

東京データセンターに機器を持ち込める


安田氏:「Bluemix Infrastructureには、多くの利点がありますが、今回最も声を大にしていいたいのが、お客様が契約されている機器などをIBMの東京データセンターのお客様コロケーションエリアに持ち込めることです」

パブリック・クラウドなどの利用が拡大し、自社所有のITであるコロケーション領域がどんどん小さくなっていくことが予想されるなか、「専用線接続」に加えて、東京データセンター内にあるお客様コロケーションエリアからの「構内接続」を実現。クラウド化が困難な専用ストレージやセキュリティ・アプライアンスとのハイブリッド構成を実現するばかりではなく、拠点内通信なのでネットワーク課金も発生しないというメリットがあります。この「持ち込める」がIBMならではの利点。さらに同一センター内のCognitive、AI、IoT、Deep Learningなどにも簡単にアクセスすることが可能です。

▼セッションは多くのクラウド関連の責任者・担当者で満席に


2018年施行のEUのGDPR対策も万全に


サードパーティ製品との連携も、充実度を増してきました。2016年12月、リアルタイムにレプリケーションができる「Zerto」Virtual Replicationという災害対策機能が追加可能になりました。

▼「Zerto」Virtual Replicationに加え、「Veeam」Backupも追加可能


また、2017年3月には、「IBM Cloud Secure Virtualization」によってデータ保護とセキュリティを強化。これはEUで2018年5月施行予定の GDPR(General Data Protection Regulation=一般データ保護規則)を意識し、Intel社の「Intel TXT」によるジオフェンシング機能(仮想的なフェンスへのチェックイン、チェックアウトを判定)や、HyTrust社の「HyTrust CloudControl」や「HyTrust DataControl」によるアクセス制御や暗号化・鍵管理機能を実装したもの。個人データを収集、処理を行う事業者に対して多くの義務が課されるGDPRに対応したソリューションとなっています

安田氏:「GDPRは、サーバーがどの地域でいかに稼働しているかを報告すべしというもの。この規則によって、セキュリティはさらに強固なものになります」

▼「IBM Cloud Secure Virtualization」で安全性を強化

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VMware環境とIBMクラウドの高い親和性、自社所有の機器もサードパーティ製品も組み込める柔軟なポートフォリオ、そして高いセキュリティ。「VMware on IBM Cloud」はより進化し、成熟度を高めています。「皆さんのシステムの、5年後のアーキテクチャーはどうなっていますか?」。その答えはひとつではないというのが「VMware on IBM Cloud」の答えです。

▼2017年4月28日、IBM Watson Summit 2017(DAY2 15:15 - 16:00)において「VMwareとIBMクラウドだからできる!いまのIT環境から考えるエンタープライズ向けクラウドの世界」と題した日本IBM安田忍氏のセッションが開催されます。


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