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この秋にフランクフルトで開催された、Cloud Foundry Summit EUからのレポートです。いまのCloud Foundryには勢いがあります。そして、あらたなテーマとして、サーバーレスを推進し、女性に活躍の場を提供するという働き方の改革まで、ディスカッションの対象になっているようです。
訳:Agile Cat  

By: Kevin Allen / September 30, 2016
原文(英語)

オープン・テクノロジー・プロジェクトに協力する企業は、必ず勝者になります。そんなオープンソースの優位性を示すメッセージが、ドイツのフランクフルトで開催された Cloud Foundry Summit から発せられました。

Cloud Foundry Foundは、オペレーター/デベロッパー/ユーザー/クラウド・プロバイダーが集まり、それぞれのベスト・プラクティスを共有するというコミュニティ。発足から2年が経過し、このコミュニティは大きく成長しています。

  • 31,000以上のコードがコミットされている
  • 2,400以上のコード・コントリビュータが存在している
  • 中核となって機能する130以上のコントリビュータが存在する
  • メンバーとして65社以上の企業が参加している
  • 2016年には、17社が新たに参加した
  • 195以上のユーザー・グループが活躍している
  • 53,050人の個人メンバーがいる
  • コントリビュータは132都市に遍在している

Cloud Foundry FoundationのCEOであるSam Ramjiは、オープンソースのコラボレーションについて「積極性が積み上がられていくゲーム」と称しています。つまり、メンバーとして参加するだけで、本質的な利益が得られるのです。そして、彼は、「参加する人が増えるにつれて、私たちが得る勝利は大きくなっていく。あなたが提供する以上のものを、誰もが利用できるようになる」と述べていました。

さらに Ramji は、「クラウド・プラットフォームが何であるかをめぐる、20年革命が始まる」とも述べています。この革命が、生産性を確実に達成するためには、大きく広がったコミュニティとステークホルダーたちに、すべてが託される必要があります。

IBM Bluemix の継続的な成長

IBMは、IBM Bluemixプラットフォームをベースとした、世界で最大のCloud Foundry環境を提供しています。今回のカンファレンスにおいても、ブレークアウト・セッションやメイン・ステージで、その存在が示されていました。

IBM Bluemixチームのアーキテクト兼エンジニアであるMichael “dr.max” Maximilienが、IBMのシニア・テクニカル・スタッフであるSimon Moserの基調講演で、Cloud Foundry環境で得られたノウハウを説明していました。

一般論でいえばサーバーレス・テクノロジーとなる、IBMのオープンソース製品OpenWhiskについてのディスカッションが、いくつかのセッションで繰り返されました。Maximilienのセッションでは、エキサイティングなオープン・テクノロジー・プロジェクトを、新たに立ち上げるというIBMの伝統から、OpenWhiskが誕生したと解説されていました。

そして、「私たちは、サーバーレスへの移行を支援したい。その方向性を強く押し出すために、OpenWhiskがあると捉えて欲しい」と、彼は述べていました。

IBM Blue BoxのCTO室でTechnical Advocacy and Communityチームを率いているKim Bannermanが、サーバーレス・テクノロジー関するパネル・ディスカッションを主催していました。そこに招かれたのは、IBM Blue Boxのテクノロジーを提唱するRuben OrduzとTyler Britten、PivotalのCasey WestとKenny Bastaniです。

このテクノロジーが初期段階にあることは明らかでした。「サーバーレスとは何か?」という疑問を中心に、数多くのディスカッションが展開されています。それを採用する企業や、現実の世界におけるユースケースやが増え始めるまで、しばらく時間がかかるでしょう。それでも、サーバーレス・テクノロジーの潜在能力は明確です。

ジェンダー・ギャップの吸収

このカンファレンスで注目された、一連のトピックの中には、ITという職種におけるジェンダー・ギャップの話題もありました。この業界は、これまでの男性優位の分野に、女性を受け入れるという意味で、とても頑張っています。しかし、より多くの女性デベロッパーを雇用し、同等の給与を確保し、エグゼクティブとして活躍する女性を増やしていくには、長い道のりが残されています。

AtosのConsulting and Systems Integration部門でグローバル・リーダーを務める、Ursula Morgensternもメイン・ステージへ上がりました。そして、クラウド・コンピューティングが、より多くの女性を現場に導く触媒になるだろうという、希望のメッセージを伝えていました。

続いて、IBMがスポンサードする昼食会が始まり、より広い意味でのIT業界が解決すべき潜在的な課題について、Cloud Foundryのコミュニティ・メンバーたちが議論していました。

さらなる前進

Cloud Foundry のコミュニティは、未来を見据えているのです。IBM Cloud PlatformのVP and CTOであるJason McGeeと、CloudsoftのCEOであるDuncan Johnston-Wattと、Cloud FoundryのVP of Developer RelationsのStormy Petersという、三人のリーダーが説明したのは、それぞれのメンバーが理念を高め、協力して相互運用性促進すべきだという点でした。

Thoughts on Cloudとは?
Thoughts on Cloudは、クラウド・コミュニティに対して分析や洞察を提供する、とても重要なニュース・ソースです。テクノロジーとビジネスの分野において活躍する、グローバルにおける大手出版社の協力と、思想的なリーダーおよび業界のエキスパートの助言を得て、IBMが発行するものです。ご意見やご要望がありましたら、AmeliaRoss(amelia.ross(at)us.ibm.com)まで、お知らせください。