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OpenStack基盤が、各種のコア・サービスとオプション・サービスにより充実してきました。そして、次のテーマは、ハイブリッド・クラウドを支えるための、効率の良い分散システムの実現へと移行しています。一回の構築と、複数回の配置のアプローチと、ベンダー・ロックインの回避への取り組みが推進されていきます。
訳:Agile Cat
By: James Belton / October 18, 2016
原文(英語)

Openstackとは何か、また、なぜ重要なのかをより深く理解するために、先日、OpenStackに関する一週間のプレゼンテーションに参加しました。

OpenStackクラウドは、オープンソース・ソフトウェアの集合体により推進されており、OpenStack APIを介して接続されるクラウド環境を、あらゆる組織が構築/管理できるようにするものです。基礎となるソフトウェアは、Nova/Neutron/Cinderなどのコア・サービスと、Horizon/Magnum/Heatなどのオプション・サービスで構成されています。

数多くのオープンソース・ソフトウェアと同様に、ユーザーが行うべきことは必要なもの配備することだけです。それらのソフトウェアはオープンソースなので、開発や維持に従事する人々が参加していましたが、その多くがIBMの仲間だったことは、私にとって幸運でした。その一週間を通じて、数多くの人と会話し、さまざまな情報を得ました。

OpenStackがクラウド環境で重要な位置を占めるのは、共通のオープン・スタンダードとAPIを介して提供し、複数のクラウド環境をまたいだ移植性を実現しているからです。

ハイブリッド・クラウドへの移行

ハイブリッド・クラウドに対する、ユーザー企業の評価が高まってきています。このような世界では、共通のAPIが不可欠です。なぜなら、IT部門が複数のサプライヤーにサービスを展開し、それらを一点から管理できるからです。ハイブリッド・クラウドがもたらした最大の変革は、組織のITを一体化する必要性を無くしたことであり、従来のホスティング・サービスとは異なるモデルを生み出したことです。したがって、企業は最大のビジネス価値を引き出す場所にITを配置し、管理できるようになりましたが、次のテーマとして監視が望まれています。

ハイブリッド・クラウドを適切に維持するためには、配置と管理のための一貫性のあるツールが不可欠です。複雑なサービスは言うまでもなく、シンプルなサービスであっても、複数のオーケストレーション・スクリプトを開発せざるを得ないIT部門は、時間の経過とともに効率を失っていきます。管理と監視のための、複数のシステムの導入は、誰も望まないでしょう。

OpenStack APIが業界のスタンダードになったのは、ツールを用いて複数の環境にアクセスできるからです。したがって、IT部門は「一回の構築と、複数回の配置」のアプローチを取ることができます。企業にとって、ロックインの回避は重要であり、そのことは、クラウド業界全体にとっても良いことです。そして、プロバイダーたちの革新と競争を促し、優位性を実証するプロバイダーへの乗り換えを推進されます。オープンでスタンダードな環境が、それを可能にするのです。

IBMはオープンソース・ソフトウェアをコミットし、また、IBM DeveloperWorks Openも一周年を迎えました。IBMは、OpenStack に代表されるオープンソース・プロダクトを支援していきます。

Thoughts on Cloudとは?
Thoughts on Cloudは、クラウド・コミュニティに対して分析や洞察を提供する、とても重要なニュース・ソースです。テクノロジーとビジネスの分野において活躍する、グローバルにおける大手出版社の協力と、思想的なリーダーおよび業界のエキスパートの助言を得て、IBMが発行するものです。ご意見やご要望がありましたら、AmeliaRoss(amelia.ross(at)us.ibm.com)まで、お知らせください。