×
最新の人気コンテンツ情報をまとめた
メールマガジンをお届けします

ページトップへ
日本Softlayerユーザー会(JSLUG)と、Japan Bluemix User Group (BMXUG) の主催による国内最大の技術カンファレンス「Open Cloud Innovation Festa 2016」から、「SoftLayer で始めるデジタル マーケティング」をレポートします。

SoftLayer+Bluemixで、マーケティング オートメーション

ここ2~3年、バズワードになっている「マーケティング オートメーション」。マルケトを始めとしたさまざまな MA (マーケティング オートメーション) ツールが販売され、すでに導入済みの企業や導入を検討されている企業も多くあります。

「SoftLayerとBluemixで、マーケティング オートメーションでやりたいことが、大体できちゃったりします」とIBM Cloud Community の西川氏は語ります。

▼ IBM Cloud Community の西川氏。セッション冒頭には Watson Conversation のデモを披露

マーケティング オートメーションには何が必要なのか

MAツールにはどんな機能があれば事足りるのか? そもそもMA (マーケティングオートメーション) とは何なのか?

西川氏: デジタルマーケティングのプロセスを自動化する仕組みがマーケティングオートメーションです。

プロファイルの獲得からリードジェネレーション(興味・関心の醸成)、見込み案件になるまでのマーケティング プロセスにおける実行プロセスと、顧客の動向のスコアリングを自動化することで、マーケティングの「見える化」と「効率化」、「精度向上」を図ることがマーケティング オートメーションの1つといえます。そして実行にあたり必要になるのが、データベース、スコア管理、ランディングページの制作や、メールを利用したコンテンツの配信、といった機能。SoftLayer+Bluemixは、こういったマーケティング オートメーション向きの機能を持っていると西川氏は説明します。

西川氏: SoftLayerのSendgridでメール配信、動画などのコンテンツ配信にはDigital Transcodingを。Watson Conversation を使った問い合わせ対応やログの管理は、Bluemixでも実現できます。

▼マーケティング向きの機能を有する SoftLayer+Bluemix

SoftLayer & Bluemix 上で動かせる、オープンソースのマーケティング オートメーション「Mautic」

オープンソースのマーケティング オートメーションツールである「Mautic」。今年の初め、CHANGE-MAKERS でも SoftLayer 上で動かしてみたレポートを公開しています。
現在日本語化も97%まで進み、日本語コンテンツが続々と増えつつある Mautic は、シンプルなセットアップ プロセスで、5分とかからずマーケティングを管理する準備が整うとのこと。

その機能も基本的なものは網羅していて、とても無償で使えるオープンソースのMAとは思えない充実度。顧客情報を管理するデータベースから、セグメント機能、メインとなるコンテンツであるアセット・フォーム・ランディングページ、ポイントやステージを管理する機能までが揃います。

メール配信数の上限やランディングページ作成機能など、制限のある部分も残していますが、無償でここまでできるのは MAツール導入検討層には魅力的に映るのではないでしょうか。

▼日本語コンテンツが続々と増えつつある Mautic

さらにクオリティを追求できる「Mautic+Drupal」

Mautic で制作できるweb ページは簡素なものになってしまうという印象があるかもしれませんが、凝ったページを作りたいときには、これもまたオープンソースの CMS である「Drupal」を連携させることで大幅なパワーアップが可能に。

ここで Drupal Business Consortium の小薗井氏がスピーカーで登場。

小薗井氏: 企業の web サイトで、例えば予約システムや、スケジュール管理などと、データベースを連携するためによく Drupal が使われています。

小薗井氏: web サイトは見てくれも大事です。それ以上に、どうデータを出していくかが大事になるかと思います。最近は企業でもいろいろなデータベースがありますが、従来ですと、Ruby on Rails のようなフレームワークを使わないとできなかったようなものが、DrupalというこのCMSで作ることができます。

Drupal は SQL 文などの専門知識がなくてもデータベースを操作でき、サイトの多言語化も簡単にできるそう。

小薗井氏: よく「なんちゃって多言語化サイト」ってありますよね。コンテンツを見ていて、だいぶ奥の方までいってから「これちょっと英語で見たいな」というときに"英語" を押すと、いきなり TOP ページに戻っちゃったりとか。でも Drupal なら、それまで見ていたコンテンツが英語になる、ちゃんとした多言語化サイトが簡単にできます。SofyLayer のサイト も現在10か国語くらい対応しています。

米国のホワイトハウス  を始め、さまざまなサイトで使用されているDrupal は、その豊富なモジュールによる高い拡張性が特徴であると小薗井氏は語ります。

▼バトンタッチで Drupal について解説する小薗井氏

Mautic+Drupal の未来

小薗井氏: Drupal は年に2回、「DrupalCon」というカンファレンスがヨーロッパとアメリカで開催されているんですが、ここ数年の話題は「Drupal+マーケティング オートメーション」ですね。マーケティング オートメーションのモジュールと Drupal を使って、どんどんお客様に近づく、というのが最近のトレンドです。

-------
多様なモジュールが各企業やコミュニティから公開され、Salesforce や Twillo、EC サイトの決済システムのモジュールも出てきたとのこと。
世界中にあるさまざまなモジュールを使ってサイトを構築することができるため、Drupal を使う企業やシーンはこれから日本国内でもますます増加していくでしょう。


Open Cloud Innovation Festa 2016のイベントレポートをもっと読む