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3Dプリンターを気軽に楽しむ方法

3Dプリンターの発展ぶりにはワクワクさせられますね。記念写真ではなく記念フィギュアまで作れてしまうのだから、すごい時代になりました。それでも、まだまだ専門的な感じがします。ここでは3Dプリンターを気楽に楽しむ方法をご紹介します。

3Dプリンターが設置されているお店に行く

実機に加え、材料費を考えると購入するには、まだまだ高い3Dプリンター。でも、設置されているお店にいけば、好きなものを作ることができます。

創造空間ナノラボ
秋葉原に2011年にオープンした工作スペース。料金は、1人につき500円で2時間利用でき、延長料金は30分につき100円とリーズナブル。その料金の中には、工作に必要な各種工具やPC、タブレットなどの貸し出し、100V電源、ドリンクバーサービスなども含まれています。なお、3Dプリンターは前金制で別途。さらに事前に基礎講習の受講が必要です。込み合う場合もあるので、予約しておくのオススメです。

DMM.make AKIBA
DMMが総額5億円をかけて秋葉原に作ったモノづくりの大拠点。ハードウェア・スタートアップの秘密基地を標榜しており、実際本格的なプロ機材が揃っています。もちろん3Dプリンターもそのひとつ。シェアスペース、オフィススペース、イベントスペースは、一般向けにも開放しており、スタジオのみを借りられる「Studio会員」は初期費用が30,000円、月額15,000円です。

オフィス24スタジオ
データを持ち込んで自分でプリントできる「セルフ」サービスと、専用のスタッフが操作してくれる「フル」サービスの2種類があります。「セルフ」は15分1,200円でPCごとレンタル可能。使える機種は低価格3Dプリンターと小型スキャナ。「フル」サービスでは、ハイエンドの光学式やフルカラー石膏式の高性能プリンターが使えます。

オンラインで出力を依頼する

写真やデータを送信して、店舗側で3D出力してもらうオンラインサービスです。3Dデータをアップロードする必要があるので、少々スキルが必要です。

DMM.make
3Dデータをアップロードすると、モデルチェック結果と見積りを出してくれます。情報量が豊富なので、とても役に立ちます。

GRAPHIC 3D PRINT
3Dデータはもちろん、Adobe Illustratorのデータからも制作、入稿できます。素材の数も豊富で、しかも全素材送料無料。モノ作りの強い味方です。

キンコーズ
出力サービスの専門店が、オンライン3Dプリントにも対応しました。製作スケジュールや造形サイズ、精度、強度など用途に合わせて素材が選べる「樹脂タイプ」と、カラーで造形できる「石膏タイプ」の2種類をラインナップしています。

お手軽価格のものを実際に購入

Makibox A6 LT
国内で販売されている3Dプリンターの中では最低価格帯の機種。購入後には自分で組立てが必要です。35,800円~。

マイクロファクトリー PRN3D
オープンソースで全てのデータを公開。拡張や改造も自由にできる3Dプリンターです。64,584円~。

ボンサイラボ BS01シリーズ
「日本製3Dプリンターの品質をよりよいものにしたい」という想いで設立したベンチャーによる製品。リーズナブルながら高性能。25cm四方(高さ27cm)というコンパクトでカラフルなボディも人気です!89,800円~。

高価だが揺るぎない仕上がりの「Form2」

デスクトップ3Dプリンターの最先端といえる機種が、formlabsの「Form2」です。価格は50万円以上と低価格3Dプリンターに比べると高価ですが、その仕上がりは相当ハイクオリティ。表面が滑らかで、1mm以下の小さな刻印の文字もきれいに造形されます。しかも、造形できるサイズは最大でビールジョッキほどの大きさです。

formlabsはMIT発のベンチャー企業。現在、日本市場への取り組みを本格化させており、BRULÉデジタルファクトリーが代理店になっています。また、今秋には日本にサービスセンターも設立予定。製造業などからの高い要望にも応えられる体制を検討中です。

以上見てきたように、3Dプリンターを楽しむ方法は意外にあることがわかりました。あなたも何か大切なものを制作してみてはいかがでしょうか。