×
最新の人気コンテンツ情報をまとめた
メールマガジンをお届けします

ページトップへ
オープンソースのCMS (Contents Management System)。日本では「WordPress」が一強と呼ばれています。しかし、最近にわかに注目されているのが水滴マークの「Drupal」(ドゥルーパル)。簡易な「WordPress」に対し、高信頼性の「Drupal」。世界でいちばん普及しているエンタープライズ CMSともいわれています。今回はSI企業、ISV企業向けに2016年7月7日東京・八重洲で開催された「Drupalビジネス戦略セミナー 〜日本市場における Drupalの最新ビジネス動向〜」の模様をレポートします。

簡易なWordPressと高信頼性のDrupal

▼WordPressは小規模向け。Drupalは大規模向けに設計されている。Joomla!は欧州に強い

日本ではオープンソースでのサイト構築において、制作の難易度が低く、便利なアドオンが豊富なWordPressが有名です。しかし、海外の大規模情報系システム基盤をみてみると、ホワイトハウス、NASA、ナイキ、テスラモーターズ、シスコシステムズ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ファイザーなど、多くの組織がDrupalを採用。IBM SoftLayerのWebサイトも例外ではありません。特にホワイトハウス。最も攻撃を受けやすいサイトにDrupalが採用されているという事実は、Drupalのセキュリティの高さの証明といえます。

▼池田秀一氏 (Drupal ビジネス・コンソーシアム・ジャパン副理事長)

最初に登壇したのはDrupal ビジネス・コンソーシアム・ジャパン副理事長の池田秀一氏。

池田氏:「WordPressが個人向けの軽自動車だとするとDrupalは業務用のダンプトラックなんです。だから比較されるとちょっと困るんですね(笑)。これからはWordPressもできて、エンタープライズ向けのDrupalもできたほうがいいと思います。しかし、時代の流れはDrupalで決まりです。どうせ取り組むなら大規模な情報系システム。皆さんで幸せな世界へ行きませんかということです」

「今、豆蔵ホールディングス、NTTデータ先端技術、アウトソーシングテクノロジーの上場企業3社が本格的にDrupalをプッシュ。IBMも力を入れています。Linuxが広まった時のように、今、ようやくDrupalに追い風が吹いています」

▼プロ用といえど、簡便さも持ち合わせている。Drupalには2万個以上のモジュールと、200種類以上の業務系のテンプレート


デジタルマーケティングも含めた多言語情報基盤

今回のセミナーを主催した株式会社アウトソーシングテクノロジー Drupal & HTML5 推進室では、Drupalを利用した国内外での導入支援、システム構築、保守サポートの実績が100件を超えており、今後も大規模向け、多言語対応、デジタルマーケティングも含めた情報基盤として、さらにDrupal活用の案件が拡大すると予想しています。

▼谷峰 修氏 (アウトソーシング テクノロジー Drupal & HTML5 推進室室長)

谷峰氏:「Drupalを活用することで、納期も短縮、コストを削減、保守も楽になります。たとえば、グローバル企業のコーポレートサイト構築の場合、1サイトをベースにアジア圏への順次展開するとします。これをJavaアプリケーションサーバーでやると、約1年くらいかかってしまうんですが、Drupalならわずか3か月でできるんです。この違いは大きいです」

Drupal on SoftLayerは、早い安い簡単!

最後に日本IBMの小薗井氏がDrupal on SoftLayerを実践。サーバーのオーダーから、Webサイトの立ち上げまでの流れをデモ。なんと、サーバーのオーダーは数分で完了。費用も今回の仮想サーバーの場合、1時間4円ほどで済みました。驚くべき早さと安さです。

≫ SoftLayer上にDrupalのサイトを構築
≫ SoftLayer無料トライアルのご案内

▼小薗井康志氏 (日本アイ・ビー・エム株式会社 IT Specialist)

小薗井氏:「SoftLayerはコストも安心です。通常、他のクラウドサービスの場合、1GB以上使った場合、課金されるんですが、SoftLayerなら、仮想サーバーであれば250GBまで、物理サーバーであれば500GBまで無料です。Webが大ヒットした場合に、ネットワーク送信料が心配になる。SoftLayerなら、そんなことはありません」

▼オープンソースなのにロードマップがある。Drupal 7、Drupal 8 のリリース予定がわかる

--------

WordPressはダメなのではなく、いろいろな制約がある。Drupalはオープンソースでありながら、多言語対応、レスポンシブ、超高速開発、そして高セキュリティ。つまり、WordPressの物足りない部分を埋めてくれるのがDrupalです。ますます日本企業がグローバルになり、超高速開発が求められる今、やはりDrupalから目が離せません。


日本IBM 小薗井氏によるCHANGE-MAKERS記事はこちら
≫ ロードマップやリリースサイクルスケジュールでオープンソースの将来も見える化