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ITを通じて野球の楽しさを、もっと多くの人に伝えたい!をテーマとした「ジャイアンツハッカソン」(主催:日本IBM、サムライインキュベート、後援:読売新聞社、協力:読売巨人軍、データスタジアム)。4月27日、入賞チームの中から最優秀賞を選出する「デモ・デイ」が東京・大手町の読売新聞東京本社で開かれ、各チームが開発の成果を披露しました。


最優秀賞は、Giants Botを開発した「Team PAAK」

あの選手からメッセージが届く!

高校生、大学生、社会人の混成チーム「Team PAAK」が開発したのは、LINEが無償提供を始めたばかりの疑似会話プログラム(LINE BOT API)を活用した「Giants Bot」。ファンがお気に入りの選手を登録すると、試合当日にその選手から「今日来る?」(ex.阿部選手)という観戦のお誘いや、試合でホームランを打った場合には「ホームラン打ったよ! 君のためだよ」(ex.坂本選手)といったメッセージが届くというもの。このような疑似会話が、選手とファンの距離を一気に縮め、そこからチケット購入や関連グッズの販売につなげていこうという試みです。このBotには、IBMのWatsonのダイアログ機能を活用。選手の個性にぴったりの会話になるよう、想定質問、想定回答などを練り上げたそうです。

ジャイアンツ愛を数値化するアプリ


優秀賞を受賞した「jena」チーム。腕を振った回数が数値化される

試合中のファンの熱さを数値化し、ファンサービスなどに還元するアイデアを考えたのは、「jena」チーム。リストバンド型IoTデバイス「橙魂カウンター」は、オレンジのタオルを回したり、拳を突き上げるたびに、加速度センサーが反応し「TOHKON」ポイントが加算される仕組みになっていて、高ポイントを獲得したファンには特典が贈られるシステムとなっています。また、スタジアム全体のポイントを集計することも可能です。まさかのIoTデバイスという発想でした。

特別賞受賞。面白法人カヤックのアート系IoTデバイス「配球変動型野球トートバック」

特別賞受賞。チャッピーは、野球初心者でも楽しめる「野球盤」を発表

データスタジアム賞。日刊スポーツは、「水道橋小町コンシェルジュBot」を提案

はじめての開発環境でしたがスイスイ使えた

「ジャイアンツハッカソン」。その目的は「読売ジャイアンツとファンの間のエンゲージメントの強化をはかるアプリを作る」、そして「スポーツビジネスの活性化」をめざすというもの。データスタジアムから2015年のジャイアンツ戦の全詳細データが、読売巨人軍から公式サイトアクセス情報、グッズ売上データ、選手画像が、日本IBMからはBluemixの開発環境が提供されました。開発担当者に開発環境について忌憚のない意見を伺いました。

Team PAAK:「Watsonの言語解析のライブラリーが使えたのがBotに役にたちました」
jena:「今回、Node-REDで作ったんですが、構築が非常に楽でした」
日刊スポーツ:「画像解析モジュールがよくできるなと感じました」
面白法人カヤック:「詳細な野球データを高速で返してくれるBluemixはすごいなと感じました」
チャッピー:「処理スピードの速さが印象に残りました」

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決勝のデモの前に行われた一般社団法人 日本女子プロ野球機構 石井宏司氏の講演にあったように、特にメジャーリーグでは、データ野球が格段に進化しているばかりか、試合のない日のスタジアム資産の活用など、さまざまな分野でスポーツとITの融合がはかられています。
ハッカソンという期間では完成できなかったアプリケーションもあったと思いますが、野球好き、野球初心者、それぞれの立場から、さまざまなアイデアがわき出したことには、大きな価値があったと思います。
スポーツ×ITがこれからもかなり有望な市場であることは、間違いありませんね。