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日本最大のシビックテック・カンファレンス「Code for Japan Summit 2015(11/6-8)」との連動企画として開催された「議場で市長になりきりハッカソン」。
これから紹介するプロジェクトは、「なりきりハッカソン」の前月に行われた別のハッカソン「Intel IoT Roadshow 2015 Edison」でアイデアが生まれ、さらにBluemixathonへも参加し、現在も進行しています。

Bluemixathon・・・「災害発生時の救助・救援に役立つBluemixアプリを作成するコンテスト」

サミット賞 受賞は『かけつけたい!』


開発メンバー:斉藤 誠一 氏(チーム名:駆けつけ隊)

『かけつけたい!』はどんなアプリですか?

「災害時に、一緒に逃げたり動いたりできなくなった人を助けるために、助けが必要な人の所在をクラウドやスマートフォンやタブレットを使って検索するシステムです。
クラウド上に記録した位置情報をもとに、地図(Google Map)に対象者の位置を示します。助けに行く人は端末に示されたポイントを目指して、助けを待っている人を発見することができる仕組みです。
まずは、これを使用して近所の人どうしで助け合うことを想定していて、さらに、情報を消防や行政へ連携できたらいいなと思っています。」


「さらに、災害時だけではなく平時でも、単身者の見守りシステムとして機能します。室内での人の動静情報を、センサーを備えたIoT端末で収集し、データ(動態検知、温度、明るさ、GPS情報など)をクラウドに記録し、把握します。室内の異常を検知すれば、近隣の人や行政の担当者がいち早く救援に向かうことができます。
このアプリは、自治体の全域にわたるような大規模な適用も可能ですが、地域コミュニティ内での住民相互の見守りシステムとして進めたいと考えており、今も開発を進めています。


Bluemixを使ってみて、「これは使える!」と思った点はありますか?また、改善してほしい!と思うことは?

「今回の開発は、Bluemixの下記の機能を利用しました。」
  • IoT foundation … MQTTプロトコルを使用してIoT端末からの情報を収集
  • SQL Database … IoT端末からの情報を蓄積(災害時でもデータはクラウドにあるので安全、端末が送信不能になったとしても少なくとも直近の様子はわかる)
  • Node-RED … MQTTを使用してクラウドを利用、Webアプリへ渡すデータを生成


「まず、Bluemixは、初心者にも優しいと思いました。独習も可能ですが、適切なレクチャーやハンズオンに参加すれば、すでに多少のプログラミング経験のある人ならその日から使い始められます。
便利なのは、Bluemix内部にWebサーバーが簡単に立つことです。自分でサーバーを作ったり借りたりして、さらにOSをインストールし、ミドルウエアは?セキュリティは?・・・という工程は複雑で時間もかかりますが、少なくとも試作段階では、このような手間から開放されてすぐに製作に取り掛かれます。
開発の初期段階では、チュートリアルやハンズオン、サンプルコードの活用は必要でしたが、IoTでMQTTプロトコルを使用する場合は、Bluemix で IoT foundation を選択するのが最強です。IoT foundationは、Bluemix側のインターフェースとして使いやすく提供されています。
自在にプログラムモジュールを組み合わせることができるNode-REDは、視覚的に情報の流れがわかるのが良いですね。設計書なしにNode-RED の画面上で考えを巡らすことすら可能です。各モジュールでデータをデバッグモニターすることもできました。
Bluemix のカタログには豊富に機能が準備されていて更新も頻繁ですが、何かを実現したいと思ったときに、どの機能を使用するのがよいのかという情報が、もっとわかりやすいと助かります。

それから、私たちはまだ開発継続中なのですが、IoT foundationで端末が多数(数十~数万台)になった場合の端末登録の方法やレスポンス、そのまま実運用に供することができるのかどうかは気になりますね。(ぜひそのまま実運用に・・・!)
あと、チームで開発するときの便利な使い方などがあれば知りたいと思いました。」

Bluemixathonに参加された感想をお聞かせください。

「海外のハッカソンにオンラインで参加というのは初めての体験で、応募から賞金の受領まですべて英語が必要でしたし、応募コンテンツを応募先のDEVPOST のフォーマットに合わせて投稿するのに要領を得ず困りました(笑)。
でも、投稿にあたってはDEVPOSTのスタッフがテキストチャットできめ細かくサポートしてくれたので心強く助かりました。
応募完了後しばらくして、ビデオカンファレンスでインタビューを受けた際、ネットのカンファレンスの集合時間を間違えたり(時間が米国東海岸時間で告知されますので慣れないとわかりにくいです)チームメイトのサポートも受けたりもしましたが、インタビュワーにわかりやすく質問いただいたので、こちらも楽しく語ることができました。
発表受賞/送金手続きの書類の作成も、オンラインで署名する方法だったりして興味深く進めることができました。」

<Bluemixの感想まとめ>
  • 初心者にも優しい!
  • Bluemix の内部にWebサーバーが簡単に立つので便利!
  • Bluemix は機能がたくさんあるだけに、「こんな時はどの機能をどうやって使う?」がわかりやすいともっといい!

さいごに

駆けつけ隊は有志で編成されたチームです。このプロジェクトが「自治体や地域コミュニティにどう貢献できるか?」「この成果を実用化し、人命を守る助けになる!」というチャレンジをしています。
CHANGE-MAKERSも応援していきたいと思います。

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かけつけたい!プレゼン動画(devpost.com内)
かけつけたい!プレゼン資料