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すでにさまざまな業界で利用され、「空の産業革命」を巻き起こしているドローン。ところで、このドローンとは一体どういったメーカーが作っているのでしょうか。どうやら、多くは新興のベンチャー企業が作っているようです。そこで、今回は世界の主要なドローンメーカーについて見て行きます。

圧倒的なシェア持つDJI

安定飛行で定評のあるPhantomシリーズや折りたたみができるMavicシリーズなどを販売し、人気を博しているドローンメーカーの「DJI」は、今や業界を代表する存在になっています。実はこのDJI、中国の企業なのです。同社の中国語名は「大疆創新科技有限公司」で、英語名は「Da-Jiang Innovations Science and Technology Co., Ltd.」、DJIは英語名の頭文字になっています。

2006年にフランク・ワン(汪滔)らによって設立。ドローンの認知度がほとんどない時代から始める先見の明がありました。現在は広東省深セン市に本社を置いており、商用ドローン市場で世界シェア70%を占めるという圧倒的な存在感を見せています。

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実はこんなにある中国ドローンメーカー

なお、DJI以外にも中国のドローンメーカーは多数あります。まずは「HUBSAN」(哈博森)。Hubsan X4シリーズなどの小型ホビー用ドローンで人気のメーカーです。小型にもかかわらず、FPVが可能な機種を各種発売して人気を集めています。ちなみにFPVとは、「First Person View」の略で「一人称視点」という意味です。ドローンの醍醐味のひとつでもあり、空撮や操縦をより一層楽しむことができる機能として非常に高い人気を誇っています。

ほかにも、「Nine Eagles」(九鹰)は主にホビー用ドローンを発売しています。なかでも、軽くて折りたたみができるTourist 1は人気の商品になっています。2016年からByrdを発売開始した「ProDrone」(普宙无人机)は、高性能なドローンながら、折りたたんでコンパクトに持ち運びができ、こちらも人気急上昇中です。

また、インテルから6,000万ドルという多額の出資を受けたことで一躍有名になった中国ドローンメーカー「Yuneec」(昊翔)は、近年発売されたTyphoonシリーズやTornadoシリーズが大ヒットしており、海外市場ではDJIのPhantomシリーズを脅かす存在になりつつあります。

フランスのParrot、こちらも有力ドローンメーカー

ドローンメーカーでDJIに次ぐ存在感を放っているのは、フランスの「Parrot」でしょう。もともとは、スマートフォンとタブレットに対応する一般向けの製品、自動車向けハンズフリーキット、音響に特化したワイヤレス製品などを作っていました。その延長線上で、無線技術をフルに使ったドローンを開発した経緯があります。

特徴は安全性を重視したおしゃれなデザインで、重量は500g程度の頑丈かつ安全性を兼ね備えています。価格は50,000円前後なので、「DJIのPhantomシリーズを買うほどの予算はないけれど、ホビー用は避けたい」と考えている人にオススメです。

なお、同社ではBebop DRONEというホビー用も発売。重量400g、ボディ中央に内蔵されているカメラが特徴的であり、画質も1400万画素とかなりいいです。また、コンシュマー向けには固定翼ドローンのParrot Discoや農業用センサーカメラのSequoiaなども発売しています。

もちろん日本のドローンメーカーもある

日本でも各業界でドローンの導入が盛んになっています。自社開発しているドローンメーカーはそれほど多くありませんが、独自の特徴を打ち出して開発・発売をしています。そのひとつが、ホビー用ドローンを数多く発売している「G-force」です。中国メーカーHUBSAN X4HDなども技術基準適合(技適)を取得したうえで、日本国内で発売しており人気になっています。

その他、業用マルチコプター各種を開発・販売しているドローンメーカー「enRoute」は、観測・測量や農薬散布など各種業務に合わせたソリューションを提案しています。「アイサンテクノロジー」では、空中写真測量・レーザー計測に特化した測量モデルを開発・発売。こちらは防滴仕様のためにさまざまな気象条件でも使用することができます。

ますます、盛んになるドローン業界。今後もメーカー各社のラインナップから目が離せません。