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起業したければ『こち亀』を読もう! 両さんが試した副業を全部調べました【後編】

40年間、少年ジャンプで連載を続けた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』が2016年の9月17日発売をもって連載が終了しました。「両さんが試した副業を全部調べました【前編】」では、1巻~110巻までで両さんがチャレンジした副業56個をご紹介し、その特徴をまとめました。

110巻以降はさらに両さんの行動がエスカレートしていき、副業だけでは飽き足らず本業さえも掛け持ちし始めます。【後編】では、57個めから169個めまでの113個の副業をご紹介します。あまりにも数が多くて、途中でこの記事の企画をたてたことを激しく後悔しました。それではご覧ください。

画像出典:Amazon

 

【111巻~120巻まで】


■58. メッセージ花火の制作(112巻 打ち上げ花火パニック!!)
両津江戸花火堂を設立して寮で花火を制作、葛飾署全焼、100億円の借金を背負う。

■59. 警備会社を設立(112巻 両津警備保障会社)
中川の警備会社でバイトしてノウハウを盗み、自ら警備会社を立ち上げ、自衛隊、機動隊など独自のルートでごついメンバーを集める。世界最強の警備会社に。

■60. ゲームの企画代理店(112巻 正しきコレクター道!!)
人脈とアイデアを活かしてマニア向けの商品で数々のヒットを出すも、最終的にはニセモノの制作に手を出して失敗。

■61. ダイエットの指導教室(113巻 青魚で健康管理!?)
両津健康管理センターを設立、寺井をモデルにCGを使ったいんちきビフォーアフターのCMをつくり話題に。

■62. TVのCM出演(114巻 CMアイドル麗子!!)
大食いの特技が認められて、巨大なカレーを食べるCMに出演する。

■63. フリーマーケットで販売(114巻 フリマでひと儲け!!)
老人会の資金稼ぎでやったフリーマーケットで味をしめてフリマーになる。

■64. 招き猫の開発(115巻 招猫大ブーム!?)
デジタル招き猫や、育成型招き猫、防犯招き猫などを開発して大ヒットになる。

■65. ミュージシャンとしてCDデビュー(115巻 目指せCDデビュー!!)
ほとんど喋りが中心のコミックバンドだがインディーズでカルト的な人気に。

■66. セキュリティロボット犬の開発(117巻 超!!警察犬ロボット誕生)
警視庁をスポンサーにつけてセキュリティロボット犬を開発、大ヒットしたが最後は野犬化してしまう。

■67. ヘアモデル(117巻 カリスマヘアモデル両さん)
角刈りのヘアモデルをやったことがキッカケで、どんな髪型にも負けないインパクトの強い顔が評価されて、世界中からヘアモデルのオファーが殺到する。

■68. 高速水路の開発(118巻 水の都・TOKYO!!)
中川財閥の力をつかって派出所の周りも水の街に変えてしまい、橋の通行料や、マリーナの停泊料を取るなどして小銭を稼ぐ。

■69. タクシー運転手(119巻 両津タクシー営業中!!)
裏道の詳しさなどの長所を活かしてタクシー運転手で荒稼ぎするが、最後に大量のお金を置いたタクシーごと盗まれて廃業。

■70. 寿司職人(119巻 両さん板前になる!?)
1ヶ月の謹慎中に寿司屋のアルバイトをしたらその器用さとガッツを見込まれてわずか3週間で新店舗を任されることに。独自ルートを使い繁盛店になる。

■71. 缶蹴り世界一で人気者になり関連商品を販売(120巻 “超記憶術”でメダリスト!?の巻)
缶蹴りの世界一になり有名に。調子にのって様々なグッズを販売。

■72. ハイテク鯉の開発(120巻 コイははかないものなのネン)
大原部長の鯉を死なせてしまい、なんとか苦し紛れにつくったロボット鯉が話題になり商品化。

■73. 錦鯉の新品種の開発(120巻 両さんの恋煩い!)
ロボットではなく本物の錦鯉の新しい品種を開発。巨大で丈夫な鯉ができるがその丈夫さがアダとなり、世界中で繁殖して大問題になる。

【121巻~130巻まで】


■74. 音楽プロデュース(122巻 名プロデューサーRYOTSU?)
適当にプロデュースしたプロモーションビデオが大ヒットになり、そこからデタラメにした音楽プロデュースがヒットを連発。

■75. カスタム自転車の販売(123巻 両津サイクルカンパニー!)
カスタム自転車を制作して販売したところ、マスコミに取り上げられて話題に。木製自転車の特許を取得して大量の発注が獲得するが・・・

■76. メジャーリーガー(124巻 由緒正しき江戸野球!)
野球拳野球をしているところをスカウトマンに発見されてメジャーリーガーにスカウトされるが・・・

■77. デザイナーとしてデビュー(125巻 人生リセット!)
中川財閥の力を使ってデザイナーとしてデビュー。ハッタリとインチキで注文が殺到するが、どんどん過激になり最後はワイセツで逮捕される。

■78. 寿司屋に正社員として就職(125巻 人生リセット!)
浅草一郎という戸籍をつくり、警察は続けながら寿司屋に正社員として就職。天性の器用さとマメさが職人仕事にハマり、女将さんから高い評価を受ける。

■79. トレカの転売&婦警トレカ発売(125巻 わしは世界のカード王!)
トレカの転売で利益を出し、婦警のオリジナルトレカを発売する。

■80. 年賀はがきで対戦できるゲームを考案(126巻 年賀ハガキ人生模様!)
ルールブックをつくり「ポスカ」カードゲームとして子供たちに販売

■81. 漁師になる(126巻 “泳ぐダイヤ”を捕まえろ!)
寿司屋が直接マグロを釣れば大きな利益が出ると考えて漁に行く。見事マグロを釣り上げることに成功。それに味をしめて漁師に転向する。

■82. お弁当屋さんをオープン(127巻 亀有弁当大戦争ぼっ発!)
葛飾署の近くにお弁当屋さんをオープンしてライバルの2店舗と激しい価格争いをする。価格争いをすると冷静さを忘れて、最後は必ず原価割れ。

■83. ガチャガチャの販売(127巻 ガチャガチャゴチャゴチャパラダイス!)
ガチャガチャの使わなくなった機械をもらい、その中にオリジナルの商材をつめて販売。フェラーリが当たるガチャや、住宅が当たるガチャなどを提供して話題になる。

■84. ジオラマ制作(127巻 J-DOLL HOUSE)
アメリカの映画会社に依頼されて姫路城のジオラマを制作。1500万円の報酬を受け取りものすごい完成度で納品。怪獣モノの撮影で使われ、一瞬で破壊されてショックを受けるが、お金には勝てず、次の依頼も快諾。

■85. マッサージ店の経営(128巻 コリない”マッサージ師”?)
マッサージをボランティアで行ったところ好評だったので、婦警や女子大生を集めてマッサージをするサービスを展開。最終的にはあやしい壺を販売して逮捕される。

■86. 石鹸づくり(128巻 KAMEARI-SOAP RHAPSODY)
マルセイユ石鹸が高い値段で売れるという話を聞き、自分でもつくってみる。下町で限定製造する高級石鹸として話題に。さらにフィギュア入り石鹸などを販売して人気となる。

■87. カルチャースクールの開校(129巻 危うし!翻堕羅拳法!!)
カルチャースクールを開校するが、両さんが教えるザリガニ取り、ベーゴマ教室、ファミコン教室などは人気がでず集客できない。中川の金にモノを言わせて、トップ講師で集客するも大赤字に。

■88. シニア向け家電発売(129巻 驚異のシルバーIT(アイテー)!)
単機能でレトロなデザインのシニア向け家電を発売してヒットする。

■89. たい焼き屋さん(130巻 がんばれたいやきくん)
中川と一緒にたい焼き屋さんをやる。ライバルと競い具の中身がエスカレートしていく。

【131巻~140巻まで】


■90. ハリウッド映画デビュー(131巻爆発!ハリウッドの巻)
寿司を握る両さんの顔に惚れた大御所監督からオファーを受け、ハリウッド映画デビューを果たす。
戦隊モノで両さんは、ウコン色、バンザイフジヤマジャーというキャラクター。

■91. 出版社を設立(132巻 おまけ文化時代)
出版社を付録つきの雑誌で立て直して大成功させる。そのノウハウを活かし自分で出版社を立ち上げる。自転車付きやお弁当付きなど次々に斬新な付録でヒットを飛ばすが・・・

■92. オオクワガタの育成(132巻 虫の王者)
オオクワガタを育てて、より高く売れる強いオオクワガタに鍛えて販売。

■93. 宇宙旅行の添乗員(132巻 おいでませ宇宙観光)
宇宙旅行が中止になったにもかかわらず、地球上の施設で宇宙に行ったフリをして、宇宙旅行参加者を騙す添乗員の役をする。

■94. ケーブルTV局の運営(133巻 ケーブル王両津!)
亀有のローカルケーブル局からスタートして、世界で12億人が加入する巨大な放送局に成長し大成功をする。

■95. 地域おこしプロデュース(136巻 亀有レトロタウン)
亀有の商店街に頼まれて、昭和30年代風のレトロな町並みを再現することで話題作りに成功、他の地域からも依頼が殺到する。

■96. 馬主(137巻 馬い話には気をつけて!)
警視庁が管理する馬の調教役を命じられる。その16頭の馬の強みを見つけて鍛えて、こっそりレースに出場させて賞金を稼ぐ。

■97. おせち料理の転売(140巻 おせち料理で大儲け!?)
男性ファンが多い早矢のおせちをネットオークションで無断で高く転売。

【141巻~150巻まで】


■98. 翻訳機の発明(141巻 超究極翻訳機)
翻訳機を開発して未完成だったにもかかわらず、大金に目がくらみ、権利を売ってしまい逮捕される。

■99. 温泉掘り会社(141巻両津温泉物語 )
都内は温泉の宝庫であることを知り、自力で温泉を掘り当てる。さらに会社をつくり、温泉の掘削機を購入して掘削を請け負うビジネスを展開。

■100. 葛飾ロックフェス開催(144巻 C’mon(カモン)!老人ロックフェス!!)
最年少バンドが70歳の老人向けロックフェスを開催。そこに出演した老人たちのマネジメントも担当。

■101. 謝り方のプロ(146巻 極めろ!謝り道!!)
部長に怒られた時に謝り方が素晴らしいと評価されて、クレーム処理などを行う会社にスカウトされるが、すぐにブチ切れて喧嘩となり解雇される。

■102. 船舶のガードマン(147巻 南海のアルバイト )
海賊から船を守る名目で複数の企業と、船舶のガードの契約を結ぶ。その集めたお金を海賊に折半することで海賊と話をつけて、荒稼ぎする。

■103. ファンドの経営(148巻 投資家両さん)
小さな町工場の社長に就任。そこから次々にM&Aなどを仕掛け、ついには中川の会社を乗っ取るところまで成長。

■104. 時計師(149巻 めざせ!!独立時計師)
スイスに留学して時計の技術を学びプロのスキルを身につける。オリジナルの時計を販売するが、受注し過ぎて生産が間に合わず・・・

■105. 浮世絵師(149巻 浮世絵繁盛記)
親戚である日本国宝の浮世絵師とタッグを組み、現代の東京を浮世絵で再現する浮世絵を発表してブレイクする。浮世絵で描く新たなキャラクタービジネスもヒットして、ハリウッドでアニメ化の話が持ち上がる。

【151巻~160巻まで】


■106. ミニチュア制作(152巻 超コンパクト化時代!!)
本やランドセル、映像データなどのいろんな思い出を1/10サイズのミニチュアにする、思い出保存サービスを展開。

■107. TVを使った通信販売(155巻 甦れ!!御用聞き!!の巻)
お年寄りに向けて有線放送で通信販売を行う。催眠術をかけて大量に販売して警察に追われる。

■108. バイオリニスト(155巻 スーパーバイオリニスト両津!!)
世界的なバイオリニストに1ヶ月つきっきりで教えてもらいプロ級の腕になる。

■109. エアギター教室開催(156巻 テケテケ天国)
エアギターなど、存在しない楽器を強引に販売して摘発される。

■110. ニンジンキャラクターでCDデビュー(157巻 歌えニンジン君)
警察の広報活動の一環で始めた野菜のゆるキャラがブレイク。歌手デビューやグッズ展開を行う。

■111. 雇われレーサー(157巻 W1(ワークワン)レース)
20トンブルドーザーを使ったレーシング大会のレーサーにスカウトされて出場。中川が所有するレース場をめちゃくちゃにする。

■112. 外資系企業の社員(157巻 ハッピーバースデープレゼント)
中川からの誕生日プレゼントで外資のゲーム会社に3ヶ月間勤務するが、個人主義でコミュニケーションが少なくてつまらないという理由で辞める。

■113. 本マグロの養殖(158巻 マグロ作り)
養殖に成功するがギリギリまで大きくしようと欲張って全部逃げられてしまう。

■114. セカンドハウス内でビジネス拡大(158巻 バーチャルライフ)
バーチャル空間の中で、ビジネスを広げて荒稼ぎ。最後はバーチャル上で闇金融などにも手を出して、スパム扱いを受ける。

■115. マグロランドを設立(158巻 またまたマグロ海上決戦)
再びマグロの養殖にトライする。マグロのテーマパークをつくり成功をおさめるが・・・

■116. 日本初カップラーメンアドバイザーに就任(158巻 カップメンバトル)
101種類の味のラーメン缶をつくってヒットする。

■117. 東京マラソン出場(159巻 Keep on Running)
全身にスポンサーの広告をつけて走り、先頭を走ることでTVに露出させた。

■118. 収集家の相談役(159巻 最新おたく事情)
高級なフィギュア購入を悩んでいる人にアドバイスする仕事で大ヒット。

■119. コーヒー会社を設立(159巻 両津ブレンドコーヒー)
1,000円の高級缶コーヒーを発売して大ヒット。

【161巻~170巻まで】


■120. 大学の講師(161巻 ボトルカスタム)
アニメ大学のプラモデル科の講師になり、人気講師になる。

■121. オリジナル将棋の発売(163巻 将棋革命)
キャバ嬢や社長秘書といった独自の駒で遊ぶオリジナル将棋などを発売してヒットする。

■122. 分冊本のプロデュース(164巻 分冊本大ブーム)
ディアゴスティーニのような月間◯◯を企画してヒットを生む。

■123. ほっこり島国設立(165巻 ひょうたんからひょっこり島)
釣りにいった島で原油を掘り当てて、独立国を建国する。

■124. うなぎの養殖会社を立ち上げ(165巻 うなぎの長い日)
中川財閥の研究成果を乗っ取り、うなぎの卵をゲットして孵化させるが・・・

■125. ドバイで不動産会社を設立(165巻 ドバイでヤバイ)
風通しの良い日本風家屋を提案したところ大当たり。水中上に分譲住宅地をつくり荒稼ぎをする。

■126. メロンの栽培(170巻 マイホーム菜園)
1個100円という価格破壊の値段設定で大人気のメロンを栽培するが・・・

■127. マンガ制作カンヅメツアー企画(170巻 アキバ新商売)
メイドさんを餌に、漫画家をカンヅメにして漫画を書かせるツアーを企画。

■128. スマフォゲームのプラットフォームを構築(170巻 モバイルゲーム王)
優秀なゲームクリエイターを一本釣りでスカウトして、ゲームのプラットフォームをつくり大ヒットする。

【171巻~180巻まで】


■129. ロボ仏像のプロデュース(171巻 仏像ブーム)
ロボ阿修羅像や女性向け美形仏像を販売して大ヒット。

■130. 携帯小説家デビュー(173巻 ケータイ小説家)
『時代劇だよ全員集合』という小説を発表してヒットするが、後にレモンが書いた小説の盗作だったことが判明。

■131. 銭湯のプロデュース(173巻 おいでよ萌風呂)
潰れそうな銭湯に萌えキャラを使って復活させる。TVアニメ化して関連商品を発売して人気になる。

■132. 餃子の屋台(174巻 餃子屋両さん)
たい焼きに対抗してヒラメの形をした創作餃子などを販売する。

■133.金魚のプロデュース (177巻 ご金魚物語)
新しく作った金魚を売るために、オリジナル映画を企画して金魚ブームを生んだ。

■134. 空気で走る未来のエコカーを開発(177巻 次世代車発表)
世界各国からオファーがくるものの・・・

■135. メダカの養殖(177巻 蜜柑(ミカン)とメダカ)
メダカの養殖をして珍しい品種を作ろうとするものの、うまくできずに池に戻す。

■136. LCC航空会社の設立(177巻 両津LCC)
東京ー大阪間を5,000円ポッキリというLCCの会社を設立。空港は使わずに中川の私有地に着陸してコスト削減をする。

■137. レコード会社のプロデュース(180巻 両津ミュージック仕分け)
経費が膨らみすぎて、自社のミュージシャンを仕分けするために両さんが呼ばれる。バシバシ仕分けしていき、そのアイデアが見事にハマる。

【181巻~190巻まで】


■138. AR麗子の開発(181巻 AR(エーアール)レイコ)
麗子をARにして発売するが途中で本人にバレて頓挫する。

■139. 両津マスクの使用料(182巻 両津マスクマン)
映画で両津をかたどったマスクが使用される。インパクトの強さから商品化されて大ヒット。しかしこのマスクを被って犯罪を犯すものが多発してしまい禁止になる。

■ 140. エコゴルフの開発(182巻 ARゴルフ)
空き缶を使ってゴルフをして街をキレイにする、エコゴルフを開発してブームに。ルールブックなどを販売。

■141. 両津町工場ホールディングスの立ち上げ(182巻 がんばれ!町工場)
不況に悩む町工場を束ねてオートバイや自動車をつくり、独自の営業力で中国やインドに進出。中小企業を代表するようなホールディングス企業に成長させる。

■142. ペンギンの捕獲(183巻 ペンギン大行進)
動物園から依頼されて南極にペンギンを捕獲しに行く。

■143. 野球チームの助っ人(183巻 草野球の星!両津選手)
1試合五万円で野球チームの助っ人を受ける。1170試合をこなして大金を稼ぐが、チームのみんなと飲んで6日で使い切る。

■144. メイドお弁当屋さん(184巻 署員食堂)
メイドが販売するヘルシーなお弁当屋さんを秋葉原に出店

■145. レポーター(185巻 東京はしご酒)
はしご酒レポーターの仕事を受ける。専門ライター以上に詳しい知識と人脈を発揮して一躍人気者に。

■146. 宇宙エレベーターの開発(185巻 宇宙エレベーター)
成長速度の早い竹に目をつけて、宇宙エレベーターを竹でつくる。ファンドをつくり資金集めにも成功して1万メートルまでは伸ばしたものの・・・

■147. 大原部長のマネージャー(186巻 ぶれない男の車)
熟年ターゲットの車のCMに出たことがキッカケで大原部長が芸能界デビュー。両さんがマネジメントを務める。

■148. 何でもベストの選定ライター(188巻 何でもベスト本)
エロ漫画のベスト10を選ぶ仕事がキッカケで人気となり、あらゆるベスト10を選ぶ仕事が殺到する。

■149. 超合金ロボの家族セット(189巻 家族ロボ)
超合金ロボを家族バージョンにして販売したところ大ヒット。

■150. 両津ロイドのコンサート(190巻 艶歌(エンカ)ロイド)
自分の声をサンプリングされたボーカロイド曲がアジアで人気と知り、ツアーを企画してコンサートグッズを販売して荒稼ぎ。

■151.イチゴの温室栽培(190巻 サクラよりイチゴ)
あまおうのような大きくて甘いイチゴをつくるために研究、開発に成功する。

【191巻~200巻まで】


■152.ハリウッド映画のプロデューサー(191巻 ハリウッドプロデューサー)
ハリウッド映画のプロデューサーを依頼される。独自の人脈を使って200億円をあっさり集め映画を大ヒットさせる。

■153. シンクタンクを設立(192巻 バカがシンクタンクでやって来る)
バカにした部長を見返すために、中川のツテを頼りに世界中の優秀なアナリストを集め、アメリカで最大のシンクタンクにまで成長させる。

■154. 3Dプリントでジオラマ制作(192巻 3Dプリンタ時代)
2000万円を投資して3Dプリントを購入。麗子のフィギュアはうまく作れなかったが、方向転換して一戸建ての3Dプリントを請け負う。「思い出ハウス」として販売。

■155. アニマロイドの制作(192巻 アニマロイド)
本物そっくりに、リアルに動く動物のアンドロイドを開発。世界中から購入依頼が殺到する。

■156. B級グルメの審査員 (193巻 B級グルメ鑑定人)
B級グルメの審査員に指名される。ただ安くて美味しいお店ではなく、両さんならではのB級グルメの定義が興味深い。

■157. 出張BBQ隊(194巻 BBQ(バーベキュー)隊)
依頼を受けたらどこでもBBQ料理を提供しに行くアクティブさが人気に。

■158. 接待用ロボットの開発(195巻 ロボット時代)
24時間働く接待用ロボットを開発して話題となる。

■159. 粗大ごみの回収サービス(196巻 お手伝い券)
粗大ゴミをサービスで回収して、そこから値打ちのあるものを見つけて転売する。

■160. コーヒー栽培(197巻 TOKYO COFFEE NO MAKI)
東京でコーヒーが作れないといわれたことに納得できず海上に両津コーヒー農園をつくる。

■161. 音楽フェスの開催(198巻 ポリスエクスポ)
警視庁が持つスタジアムを活かして、そこに警視庁職員を強制参加させて利益を出すイベントを開催。グッズなどを販売。

■162. 音声認識AIの開発(198巻 チューリングテスト)
親父ギャグと雑談が可能なAIを開発したところ各メーカーから引く手あまたに。

■163. コンテナハウスの制作(198巻 コンテナハウス)
コンテナを使用したミニハウスを売り出したところ警視庁から大量の受注が入る。

■164. ヤギを使った草刈り代行(198巻 両津ヤギ堂)
200匹のヤギを使い、草刈りとして草を食べさせるビジネスを展開。

■165. ネット番組出演(198巻 両津散歩)
戦地など危険なところを散歩するネット番組に出演したところ、そのガチ感が人気になる。

■166. 盆コレプロデュース(199巻 盆コレ)
盆栽を擬人化した盆コレを企画して大ヒットになる。

■167. テストドライバー(199巻 スーパーカー散歩)
中川の友人を紹介してもらい、車のドローン撮影時などに運転する代理ドライバーの仕事をする。その運転スキルが認められ、最終的に30億円を稼ぐ。

■168. 懐かしの食玩ブームを再現(200巻 懐かしのビッグワン)
昔流行った食玩ブームをリバイバルで流行らせることに成功する。他社と差別化するために過激化していき、最終的にイヤらしいUSB画像をオマケにして逮捕される。

■169. 掃除機のCM出演 (200巻 部長御乱心)
吸引力が売りの掃除機を使って世界一高いビルを命綱ナシでのぼる仕事を受ける。

以上、前後編合わせて169個の両さんの副業をご紹介しました。前編では比較的小規模なビジネスが多かったのですが、後編に入ってからはビジネスのスケールが大きくなり、中国やインドに進出するパターンも出てきました。

両さんは、外国語を喋ることができなくても、持ち前の強引さと誰とでも仲良くなるコミュニケーション能力を活かして、どんどんビジネスを拡大し、次々に強力な人脈を築いていきます。

さらに優秀なブレーンを積極的に活用するといったようなスマートなやり方も身につけ、大原部長を見返したい一心で、世界的なシンクタンクまで作ってしまいました。

無茶苦茶な行動をしているように見える両さんですが意外に手堅い部分もあります。両さんのパターンとしては、まずトライアル的に行動してみて、そこで手応えやノウハウが得られたものを、ビジネス化をして、徐々に大きく賭けていくというやり方をしています。

はじめのトライアルの場面では、自分のお金ではなく外部のパートナーが出資していることが多く、初期ではほとんどリスクを取らず、大きく賭ける場合はスーパー金持ちの中川からの借金がほとんどなので、こちらもほとんど自分のリスクはありません。

破天荒なところばかりに目がいきがちですが、こういった両さんの手堅い一面に注目して読むと意外な発見があるかもしれません。

200巻通して読んでみた感想は、ありきたりですが、やはりこち亀を読むと元気になるということです。ひたすら両さんの言動を追いかけていると、自分の悩みがちっぽけなものに思えてくるから不思議です。

立川談志さんが落語とは「人間の業を肯定するもの」だと言っていましたが、こち亀にもそれに近いものを感じました。ぜひ全巻読破にチャレンジしてみてください。