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経営者が好きな漫画No.1はサンクチュアリか!CEOがオススメする漫画15冊はこれ!

あなたには人生で影響を受けた1冊や、座右の書と呼べるような繰り返し読むような本がありますか。以前、『イーロン・マスク、ザッカーバーグなどの世界的な起業家がオススメするSF小説』を紹介して話題になりましたが、今回は日本の経営者がおすすめする漫画をご紹介していきます。

30~40代ぐらいの経営者たちは漫画に強く影響を受けている世代のようで、意外な人が、意外な漫画に影響を受けていることがわかり興味深いです。

まずはマンガHONZ代表を務めるほどの漫画好き、ホリエモンこと堀江 貴文さんのオススメ漫画から見ていきましょう。今まで数多くの作品を紹介していますが、その中でも仕事やビジネスに関連の深い作品をいくつかピックアップして見ていきます。

■堀江 貴文さんのオススメ漫画

どうらく息子

画像出典:Amazon

『夏子の酒』『蔵人-クロード-』など、日本酒を扱った漫画作品を描き続けた尾瀬あきらさんが、新境地を開拓した落語をテーマにした作品。保育園でアルバイトをしていた主人公が、ひょんなきっかけで落語に誘われ、そこで演じられた「時そば」に魅せられてしまい、保育園を辞め弟子入りを志願、落語家としての道を歩んでいく作品です。給料の多い少ないに一喜一憂するのではなく、本当に好きな仕事に打ち込むことの大切さがわかる作品だそうです。あの堀江さんが、泣けるシーンが連発、とにかく泣けると絶賛しています。まだ読んだことがない人がほとんどだと思いますので、ぜひチェックしてみましょう。

とろける鉄工所

画像出典:Amazon

広島の小さな鉄工所を舞台にワンマン社長のもとで毎日あくせく働く男たちの物語です。作者の野村宗弘さんは実際に溶接工だったそうで、鉄を溶かしたりくっつけたり、ロボットの足場を作ったり、感電したり、火傷したり、我々が知らない世界をコミカルに、愛情をもって描いています。堀江さんは「ともかくホワイトカラー系の仕事の人は一度見てみたら、仕事の価値観変わるかも」とコメントしています。

グラゼニ

画像出典:Amazon

この漫画は堀江さんが猛プッシュして人気に火がついたと言っても良いでしょう。自身のYou Tubeチャンネルで著者と対談し、他の記事でも何度か一緒に登場しています。実は堀江さん、プロ野球歴史マニアでかなり昔の球団やその成り立ちにも精通しています。本当になんでも知っていますね。以前球団買収をしようとした時に色々と勉強されたそうです。グラゼニは、野球選手の年俸交渉や移籍金など、プロ野球とお金の話を正面から描いた作品です。スポーツビジネスや、スポーツ選手のセカンドキャリアなどについて考えさせられます。

闇金ウシジマくん

画像出典:Amazon

この作品はTVドラマや映画化もされているので、ほとんどの人が知っていると思います。ヤミ金融ウシジマくんについて堀江さんは「リアル社会の厳しい現実や人間関係の難しさ、カネや仕事の重み、さらには生きる意味など、そんじょそこらの啓発書よりも読み応えがある作品だ」と言っています。

最近この漫画の名場面に、堀江さんが感想や解説をつけたコラボ書籍も出て話題になっています。読むとドンヨリした気分になりますが、面白いのでつい読み進めてしまいます。これらの漫画以外にもマンガHONZでたくさん紹介していますのでこちらも参考にしてみてください。

次に漫画のプロで、クリエイターのエージェント会社、株式会社コルクのCEO佐渡島庸平さんのオススメ漫画を見ていきましょう。自身のBLOGやマンガHONZの中でたくさんの漫画を紹介していますが、『新世代CEOの本棚』の中で紹介している中から何冊かをピックアップしました。
■佐渡島庸平さんのオススメ漫画

高台家の人々

画像出典:Amazon

ヒットメーカー森本梢子が放つ不可思議ラブ・コメディです。少女漫画は苦手だなと思った人も多いと思いますが、これは男性が読んでも面白いです。妄想が趣味の地味系女子・平野木絵はニューヨーク支社からやって来た超イケメン社員・高台光正に突然食事に誘われるんですが、実は光正には、ある特殊な能力があるんです。

それがあるために平野木絵に興味を持つのですが、その能力によって起こることがとにかく笑えます。絵がうまくて癖がなく、何の違和感もなく物語の世界観に入っていけます。ネットで試し読みができますので、ぜひチェックしてください。同じく森本梢子さんのアシガールという作品もオススメしていますので、こちらもあわせてチェックしてみてください。

ザ・ファブル

画像出典:Amazon

この漫画は特に仕事に役立たないと思いますが、ものすごく面白いので、紹介させてください。筆者も佐渡島さんの紹介で知って読んだのですが、ドハマリしています。ストーリーは、プロの殺し屋を1年間休業することになった男が、関西で1年間一般人として暮らすという話です。殺しのプロとしては超一流なのですが、世間からズレているところがあり、その独特のノリがすごくチャーミングでずっと見ていたくなります。

続いて、ミクシィ元CEOで、スタンフォード大学客員研究員の朝倉祐介さんのオススメ漫画を見ていきましょう。
■朝倉祐介さんのオススメ漫画

蒼天航路

画像出典:Amazon

三国志を座右の書としてあげる経営者は多いですが、この漫画は魏を打ち建てた「曹操」主人公の漫画です。悪役として描かれることが多いのですが、リアリストですぐれた人心掌握術を持つ曹操が、あらゆる手段を使って自分よりも巨大な敵に立ち向かい、勝ち残っていくストーリーは、ビジネスにそのまま置き換えることができます。

登場人物がそれぞれ魅力的で、絵が上手いので、漫画の世界観にどっぷりハマることができます。後半引っ張りすぎて、少し間延びしてしまう印象もありますが、それでも最高に面白い部類の作品です。オタキングこと、岡田斗司夫さんも経営者や人を使いたい人が読むべき教科書として強くおすすめしていました。

センゴク

画像出典:Amazon

戦国時代の美濃(みの)・斉藤家の家臣、仙石権兵衛秀久という歴史好きしかしらないようなマイナーな人物を主人公にした作品です。多くの参考文献や時代考証を元に描かれる新しいタイプの歴史漫画です。

いままでの歴史漫画は、登場人物が人間離れした能力を持つような人物(花の慶次とか)が多く、面白いけどリアリティに欠けるものが多かったのですが、この漫画を読んでいると、自分がこの時代にいたらどうだろうと考えさせられるような生々しさと迫力があります。この時代は弓にやられて亡くなる人が7割ぐらいだったらしく、たぶん自分も弓に当ってすぐに死んでいたのではないかと思います。特別な才能がなくても、自分の信念に従ってまっすぐに生きる主人公に熱い想いに思わずグッとくる作品です。

続いて、ミドリムシを使った製品で注目を集めるユーグレナのCEO、南雲充さんのオススメ漫画はコチラです。
■ 南雲充さんのオススメ漫画

こちら葛飾区亀有公園前派出所

画像出典:Amazon

先日200巻が発売されて最終回を迎えたこち亀ですが、この作品をオススメにあげる経営者は意外と多いです。南雲さんは、85巻で、両津がザリガニを大量に仕入れて金儲けしようとするのを真似て、ザリガニを家で養殖しようとしたのが「生き物を殖やす」原体験になったそうです。また、端から見ると誰もやらないようなことでも、決して「できない」と言わず「どうやったらできるか」を考える両さんの姿勢が起業家として学ぶことが多いと言います。

ドラゴンボール

画像出典:Amazon

いままでに100回以上読んだそうですが、その中でも、仙豆に特別な思い入れがあるそうです。1粒食べれば10日は飢えをしのげるという仙豆のような食べ物をバングラデシュに届けたい。そういう思いからユーグレナの事業がスタートしたそうです。自分も同じようにドラゴンボールを何度も読んで、仙豆はもちろん知っていましたが、自分で作れるかもしれないなどと考えたことは一度もありませんでした。

風の谷のナウシカ

画像出典:Amazon

この漫画で印象的なのは巨神兵が崩れていくシーンだそうで、新しい科学技術は、時代に先んじすぎると使われずに滅びてしまい、ミドリムシがそうならないか不安だったこともあるそうです。南雲さんは超王道の漫画をオススメにあげていて、どれも知っている作品でしたが、同じものを読んでいても、どこに注目するかで、受ける印象や影響が違うことがよくわかりました。人はやはり自分が気になる箇所を見るんですね。何を見るかではなく、どこを見るかが重要ですね。

次は「ガンホー・オンライン・エンターテイメントの創業者」で投資家の孫泰蔵さんのオススメです。
■孫泰蔵さんのオススメ漫画

将太の寿司

画像出典:Amazon

小樽の小さな寿司屋に生まれた息子、将太が主人公の漫画です。都内の名門寿司に修行に出て、その厳しい環境の中で一つずつ学んでいきます。職人の世界なので自分の目で見て覚えろ、技は盗めということで丁寧に教えてもらえませんが、努力しながら確実に成果を出していきます。

孫泰蔵さんはこの漫画を高校生の時に読んだそうで、大きな課題を努力を重ねてクリアしていく姿に、大いに共感したそうです。そしてこの愚直に努力する姿勢こそ、企業家に最も必要なものであると言います。企業を志すならどんなビジネス書よりも、まずは『将太の寿司』を読めとオススメしています。

ONE PIECE

画像出典:Amazon

この作品も『将太の寿司』とは違う角度でのスタートアップの教科書だそうです。この漫画はチームビルディングの観点、つまり仲間を持つことの大切さを教えてくれる物語なのです。物語が進むにつれて、様々な特殊能力を持ったキャラクターが仲間になっていく過程は、ベンチャー企業が成功していくプロセスによく似ているといいます。

またチームラボの猪子さんも会社をONE PIECEに例えて次のような発言をしています。

仲間を大事に思う感情というのは、状況が作りだすものだと思っています。例えば、『ONE PIECE』の麦わら海賊団、船長のルフィは船が操縦できなくて、航海士のナミがいないと死んでしまうので、仲間は絶対的な存在です。そういうふうに、生きるために仲間が絶対に必要な状況、かつ、そんな仲間に迷惑をかけたくないから共に成長していくというのは、理想的な状況だと思います。僕もそう生きたいと思って、チームラボを創りました。どんなに見苦しいと言われても、僕は、青春を終わらせたくないんです。

引用元:http://www.odyssey-com.co.jp/essay/essay94.html

ビズリーチCEO南 壮一郎さんが影響を受けた漫画を見ていきましょう。
■南 壮一郎さんのオススメ漫画

サンクチュアリ

画像出典:Amazon

出ました!サンクチュアリ。今回経営者がオススメする漫画を調べた中で、圧倒的に多かったのがこの作品です。ストーリーは、子供の頃ポル・ポト政権下のカンボジアでの動乱に巻き込まれた命からがら帰国した2人が、堕落しきった日本を変えるために表(政治)と裏(ヤクザ)に分かれてそれぞれを助け合いながら上り詰めていく話です。

信念を持った熱い男がたくさん出てきて、思わず胸が熱くなるシーンが満載です。特に印象的なのが、北条彰と浅見千秋の二人が表と裏の役割をジャンケンで決める場面です。芸能人の武井壮さんは、この漫画に影響を受けて、学生の時に将来弁護士になるか、アスリートになるか、サイコロを振って決めたそうです。

オイシックス社長の高島宏平さんもこのマンガに影響を受けて、「私はマッキンゼーに『マネージメントを学びに行く』と誓いをたて、仲間には、インターネットのオペレーションを勉強し、システム会社に行ってお金をどこに投資すればよいかを勉強してくれと、皆で誓い合ったそうです。

カヤック創業者の3人も学生時代に知り合い、この漫画に影響されて在学中にこんな約束をしたそうです。

大学卒業後、それぞれ別の道を選び、数年後にまた集まって起業しよう。それぞれの道は、3人であみだくじのような感じで決め、1人は、サラリーマンになって組織を学び、1人は大学院で技術を学び、1人はアメリカを放浪する。そのような三者三様の人生を学び、あとで経験を持ち寄ろう。そんなストーリーを先に決めてしまいました。

他にも日本介護福祉グループ代表取締役会長 藤田 英明さんや、Tokyo Otaku Mode共同創業者/CEOの亀井 智英さん、ネクシィーズ社長の近藤太香巳さんなどがこの漫画に影響を受けたと語っています。探せばまだ、この漫画に影響を受けたという経営者はたくさんいそうです。

というわけで、経営者にもっともオススメされている漫画暫定第1位は『サンクチュアリ』とさせていただきます。おそらく、オススメの漫画ありますかと先輩経営者に聞いた時に、この本を紹介されるというケースがけっこうあり、それが経営者の間で広がっているのではないかと想像します。

GIANT KILLING

画像出典:Amazon

弱小プロサッカークラブETU に1人の男が監督に就任する。男の名は達海猛。かつてのETUのスター選手であり、引退後はイングランド5部のアマチュアクラブの監督としてFAカップでベスト32に導きプレミアリーグのクラブをギリギリまで追い詰めた人物。

現役時代も監督になってからも、好物は「番狂わせの大物喰い=ジャイアント・キリング」人もお金も不足している中で強敵に勝たねばいけないのはベンチャー企業と全く同じで、つまりこの監督は企業で言えば経営者。この漫画の何が素晴らしいかと言えば、ビジネスシーンでも効くような名言がたくさん出て来ることです。

弱いチームが強い奴らをやっつける。勝負事においてこんな楽しいこと他にあるかよ。

お前が背負ってきたもんの半分は、これから俺が命懸けで背負ってやるよ。

コンプレックス持ってるやつは強いぜ。

磨いて輝かないものなんてない。だから期待するんだ俺は。そういう奴が才能ってもんを凌駕すんのを。

ライバルや周りの選手が上手くなることを恐るな。むしろ歓迎しろ。

これはまだまだごく一部で、こういった熱いセリフが満載です。知り合いの経営者は、この漫画を読んでどのように部下に声をかければ、その人のモチベーションを一番あげることができるのか、学ぶことができたと言っていました。

漫画としてもジャイアント・キリングをした時にカタルシスが凄くてテンションがあがります。「弱いチームが強い奴らをやっつける。勝負事においてこんな楽しいこと他にあるかよ」この弱い立場を楽しむことができるマインドを学ぶことができます。必見です。

最後に、筆者がオススメの仕事に役立つ漫画をおまけとして2つ紹介させていただきます。

勇午

画像出典:Amazon

世界一の交渉成功率を誇る交渉人の話です。プロの交渉人たちがどのような思考回路を持っていて、どのように駆け引きをしているかが学べるので、ハードな交渉をこなすビジネスマンは必読の作品。世界各国の文化的な背景や世界情勢なども丁寧に描いているので勉強になります。漫画好きで有名なあの麻生太郎元総理が「外交を語るなら『勇午』を読まなければ駄目だ」と発言したことでも知られている名作です。

『G戦場ヘヴンズドア』

画像出典:Amazon

日本橋ヨヲコの3巻完結の短編です。ぶつかり合いながらマンガ家を目指す2人の高校生を描いた作品。バクマンに近い設定ですがそれよりも強烈で、魂が震える漫画です。作品を本気で作るってこういうことなんだなって、クリエイターに対する尊敬の念を抱かずにはいられない切実さがあります。自分に喝をいれたい時に読みたい1冊です。

以上、15冊+おまけ2冊をご紹介しました。本文中でも述べましたが、何を見るかではなく、どこをどのように見るかでそこから得られるものが変わってきます。本日紹介した漫画の中にはビジネスのヒントがたくさん詰まっていますので、既読の漫画も含めてあらためて読んでみてください。その他漫画関連のオススメ記事は下記をご確認ください。

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