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日本選手団、最多のメダルラッシュに沸いたリオ・オリンピックも終わり、人々の関心は2020年の東京オリンピックに向けられています。スポーツへの関心が高まるとともに、ITを活用したスポーツビジネスも発展してきています。もちろんBluemixを含めたクラウドもその原動力のひとつです。

「ジャイアンツハッカソン」でも光ったBluemixの優位性

スポーツIoT革命が来る!」でも触れましたが、近年ビッグデータやIoTがスポーツの可能性を広げる動きが高まっています。そして、そのプラットフォームとしてクラウド・コンピューティングが数多く利用されています。

スポーツとクラウド・コンピューティングの関係性を象徴する出来事として、4月に面白い試みが行われました。それが「ジャイアンツハッカソン」です。これは日本IBMとサムライインキュベートが開催したもので、読売ジャイアンツに関連するデータを活用したアプリの開発を競ったもの。

野球は「データ戦」と言われるほど、試合や選手の分析が重要。とはいえ、その膨大なデータ量を分析するのは、これまでなら容易なことではありませんでした。それが近年、クラウドの発達でアプリ開発も容易になり、ビッグデータの解析も大いに向上しています。今回の「ジャイアンツハッカソン」でも、開発プラットフォームにはBluemixが利用されました。

提供された読売ジャイアンツのデータは、プロ野球公式戦での打数、安打、本塁打、球種、球速、コース、打球方向など詳細なもの。加えて、試合出場選手のプロフィール、試合の戦評、Webアクセス数なども提供されました。そして、試合中のファンの熱さを数値化するリストバンド型IoTデバイス、配球によって色が変わるバック型IoTデバイス、試合の臨場感を味わえる野球盤といったアイデアが発表されました。

実際にアプリを開発した参加者たちからは、「直感的な操作ができるので、アプリ制作がとても簡単だった」、「詳細な野球データを高速で返してくれる」、「処理スピードの速さが印象に残った」など、ここでもBluemixの優位性が光っていました。

行動分析と行動予測を行うレイ・フロンティアの技術

もうひとつ、Bluemixがスポーツビジネスで利用されている例として、ビッグデータ解析を紹介します。IBMではBluemix上で「Spark as a service(スパーク・アズ・ア・サービス)」という機械学習処理技術も提供しています。
この技術を使って、レイ・フロンティア株式会社が「サイレントログ」という行動分析基盤を開発したのです。これはiPhoneにインストールするだけで、簡単に日々の活動をトラッキングしてくれ、撮影した写真などと共に簡易的な日記のようなものを作ってくるアプリです。

現在月間で2万人以上が利用しており、ユーザーは増え続けています。GPSを使いライフログを記録するアプリはバッテリー消費量の多さが難点ですが、「サイレントログ」はそれを最小限に抑えてくれます。また、グラフなどで歩数を記録するものが多い中で、簡単に日記風の記録が残せる点もユーザーに人気です。

さらに同社では、集まったビッグデータを次に活かせるようにしています。例えば、仕事が終わって家でくつろいでいるときスマホをよく見る、といったユーザーの行動が予測できれば、そのタイミングに有益な情報をプッシュ通知できるようになります。そのため企業などが作るアプリの中に、レイ・フロンティアが持っている分析データを利用する機能を組み込めるようにしています。これはスポーツだけでなく、あらゆるビジネスにも利用できるでしょう。

同社はBluemixを選んだ理由について、「分析することに集中したかったから」と述べています。たしかに、クラウドであれば環境構築の手間を大幅に削減できます。このBluemixはフリートライアルもあるので、興味がある人は気軽にチャレンジしてみてください。きっとビジネスを加速させることでしょう。
IBM developerWorks 日本語版 : IBM Bluemix