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あなたはUber派?それともLyft派?両社の違いを徹底比較

何かと話題の配車サービスUber(ウーバー)とLyft(リフト)。スマホアプリを使って手軽に配車できるサービスとして、それぞれ全米1位、2位の企業です。Uberは東京で利用できますが、Lyftはまだ日本には上陸していません。両社そろい踏みとなるまでに、両社の違いを理解しておきましょう。

サービスを利用できる地域

Uberはアメリカだけでなく中国やインドなど、世界の国と地域(2016年5月19日時点で449都市)で利用することができます。配車以外のケータリングサービス(Uber EATS)や宅配サービス(Uber RUSH)などは、利用できる都市がかなり限定されます。

ちなみに、現在東京では、Uberの特徴でもある“素人ドライバーによる”運転サービスは行われていません。日本では道路運送法で白タク(営業用の許可を得ていない個人の自動車でお金をもらって運転すること)は禁じられていますので、Uberもプロの運転手に限定されるのです。

一方、Lyftはアメリカ国内での利用に限定されています。海外企業と提携してサービスのノウハウなどを提供することはありますが、Lyft自身はまだ海外に進出していません。2016年5月19日時点、アメリカの200以上の都市で利用することができます。

Lyft(リンク先英文記事)
Uber

利用料金は?

利用料金はほぼ同じです。夕方など混み合う時間帯は料金が1.25~1.5倍増しになるシステムも、Uber・Lyft共通です。割増時間帯だとしても同区間をタクシーで移動することに比べれば、お手頃な値段設定となっています。

チップ

UberもLyftもも、いずれも最初に登録したクレジットカードから支払われる仕組みになっていますので、下車する時にお金のやり取りをしたりクレジットカードを端末機に読み取らせたりする必要はありません。

そのため、基本的にはチップは不要となっています。Lyftではアプリを使ってユーザーが独自にチップを設定できるようになっていますが、あくまでも任意ですのでチップ=0ドルでも何ら問題は生じません。

一方、Uberでは、ドライバーのマニュアルに「チップは断ること」と記載されていますが、これは一度だけ断ると言う意味ですので、ユーザーがどうしても支払いたいと思うときはドライバーにチップを渡すことができます。

サービスの種類

Uberは、自家用車ドライバーによる配車サービス以外にも、プロの運転手による配車サービス、宅配サービス、ケータリングサービスを提供しています。一方、Lyftは、まだ配車サービス以外には進出していません。

ドライバーの質

いずれの会社でもドライバーは、社会保障番号(日本のマイナンバーに該当するもの)や運転免許証の番号、車両ナンバーなどを登録し、身元を明らかにしてから業務を開始します。とはいうものの登録は簡単に終わりますので、登録したその日からドライバーとして働くことができます。

そのため、特にドライバーとして訓練されてはいませんが、利用者がドライバーを評価し、ある一定水準以下(Uberの場合は5点満点中4.6以下)になると仕事が来なくなるシステムですので、極端に悪質なドライバーはいませんし、評価される分、タクシードライバーよりも丁寧という声も少なくありません。

利用できる車両

Uberでは発売後10年以内、Lyftでは道路に出てから12年以内の車両を使わなくてはなりません。Lyftの方が規制が甘い分、見た目と性能が旧式の車が多いと言われます。

またUberでは、ユーザーのリクエストを受けて送迎する時は「一般の車ではなくUberとして走っている」ということが周囲に分かるように、フロントガラスから見えるように『U』のマークのシートを置きます。一方、Lyftでは、同じ目的で車の前部にピンク色のつけひげの飾りを飾ります。

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